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突撃!体験レポート

習い事あるある

子どもの習い事を減らしたい!子どもと教室への対処方法

我が子が成長していく過程で、さまざまな習い事をさせるご家庭は少なくありません。文科省

が行ったある調査では、だいたい7割の家庭が子どもに何らかの習い事をさせているようです。

家庭によって、また地域によって習い事をする割合は変わってきますが、栃木県はそれなりに大きな市が点在していることもあり、習い事をしている子どもは全国平均とそう変わらないでしょう。

しかし子どもの習い事は、やればやっただけ良い結果につながるというわけではありません。子どもの負担や家計への負担を考え、減らした方が良い場合も少なからずあります。

子どもの習い事を減らした方が良い場合の状況と、そうなったときに子どもをどう説得し、教室の先生へどう伝えるべきかなどを詳しく見ていきましょう。

子どもの習い事を減らした方が良い状況って?

子どもの習い事を減らした方が良いのは、どのような状況なのでしょうか。子ども自身がやめたいと口に出している場合だけではなく、子ども自身も習い事が多すぎることに気づいていないケースもあります。

子どもの習い事を減らした方が良い状況について、子どもの生活リズムや成長、習い事が身についているかどうかなどをポイントに見ていきます。

平日すべて、もしくは平日土曜毎日違う習い事が入っている

平日の放課後すべて、もしくは平日も土曜日も習い事が入っていて、それが複数の種類にわたるという状態は、習い事の詰め込みすぎです。

部活やスポーツ少年団(スポ少)などで、ほぼ毎日練習がある、という場合は、平日と土曜日どちらにも練習が入っていても、毎日同じリズムの生活を送ることができます。

しかし

「月曜日はピアノ、火曜日と金曜日は学習塾、水曜日はスイミングで木曜日は書道、土曜日は英語スクール」

など、さまざまな習い事が日替わりで入っていると、子どもにとって負担となることが少なくありません。

部活やスポ少に入っていながら、日によってお休みをして週に3つ4つ習い事を掛け持ちしていたり、部活やスポ少の後に習い事に通っていたりする状態も、かなりの負担と考えましょう。

子どもが9時台に布団に入ることができない

子どもにとって、習い事が負担になっているかどうかの指標のひとつが、睡眠時間です。

 

 

小学生の子どもなら、低学年の子どもなら午後8時半、高学年の子どもなら午後9時には布団に入ることができるような生活習慣を心がけたいものです。

それなのに、小学生の子どもが夜10を過ぎるまで寝られないような生活リズムになってしまっている場合は、昼間の時間の使い方に問題があると言えます。
 
・宿題が終わらない

・習い事が多くそもそも家に帰れる時間が非常に遅い

・夕食や入浴が9時近くになってしまう

・習い事で課される練習や宿題が膨大で、宿題の時間を圧迫している
 
このようなことになっていたら、習い事が生活習慣を圧迫して危険な状態です。習い事を一度整理し、減らした方が良いサインと言えるでしょう。

次からご紹介するポイントを見ながら、生活習慣を改めて見直してみましょう。
 

子どもにとって、睡眠は成長に欠かせない大きな栄養素のひとつです。ぐっすりと眠っている状態である、深いノンレム睡眠時に、成長ホルモンが分泌されます。

さらに朝しっかり起きて日中活発に活動すると、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンがきちんと分泌されます。このセロトニンを原料として造られるのがメラトニンという睡眠ホルモンです。

アメリカの研究では、睡眠時間が不足している子どもほど、成績がよろしくないという報告されています。

また日本の研究機関によれば、睡眠時間が少ない子どもほど情緒面での不安定が見られ、イライラしやすい傾向になることが判っています。

さらに近年では、勉強やストレスだけでなく、音楽や運動、高次の認知機能にまで、睡眠時間の長短が大きく影響を及ぼすことが判ってきました。

また睡眠時間が短いと、肥満や自律神経の乱れを引き起こしたり、情緒の発育に遅れが出ることも判ってきています。

睡眠時間は、子どもの成長や学習だけでなく、心の健康にも深く関わっているのです。

参考:大川匡子『子どもの睡眠と脳の発達』

 

子どもが朝きちんと起きてこない

子どもが朝、時間になってもきちんと起きてこられなかったり、起きてもしばらくぼーっとしていて、朝ご飯がのどを通らなかったりするならば、睡眠時間は足りていません。

人間は朝日を浴びることで、セロトニンが分泌されはじめ、体内時計がリセットされます。体内時計は25時間周期になっているため、どうしても日々の時間とはズレが生じます。

そこで、きちんと睡眠時間を取ることと、日中たくさん光を浴びて活発に活動することで、体内時計を毎日リセットする必要があります。

朝きちんと起こし、明るいダイニングで朝食や朝の準備をさせているのに一向に目覚めが悪い子どもは、体内時計のリセットがうまくできていない状態にあると言えます。

子どもが学校の宿題をちゃんとやらない

朝の準備の状態がグズグズで、朝ご飯もろくに食べていけないようなら、今度は下校後の様子についてもチェックしてみましょう。

子どもの連絡帳をチェックし、毎日どれくらいの宿題が出されているのかを確認します。先生から「宿題の提出ができていない」という注意が書いてあったら、子どもは学校の宿題をきちんとこなせていません。

 

 

ランドセルの中身を一度全部出してみましょう。底の方から、提出しなければならなかったはずのお便り類や宿題プリントが、くしゃくしゃになってごっそり出てきたりしませんか。

習い事で生活の時間が大きく削られると、まだ身辺自立がきちんとできていない子どもの場合、どうしても身の回りの整理整頓がおざなりになってしまいます。

しかも習い事で帰りが遅くなり、睡眠不足で意識もぼーっとしていると「宿題をやって、明日の準備をしなくちゃ」という気持ちも起こりにくくなります。

その結果、親に「宿題やったの?明日の準備は?」と訊かれても適当に「んー。」と返事をして、結局なにも終えていない状態となり、宿題忘れや忘れ物が増え、学校生活も乱れてきてしまうのです。

子どもが習い事の練習や宿題を家でしなくなった

子どもは、習い事を始めたばかりのころほど、好奇心から一生懸命家でも練習をしたり、習い事で出された宿題をきちんとこなしたりします。

しかしだんだんと習い事が重荷になってきて、面白さや興味が薄れてくるにつれて、家での練習をサボるようになったり、宿題が手つかずのまま次の習い事に通ったりするようになります。

最初は先生に注意されますが、子どもも先生もそれがいつものことになってくると、だんだん注意や叱責がスルーされるようになってしまいます。

習い事の先生と親との間に、きちんと情報のやりとりがされていれば、子どもが習い事に興味を失い始めていることに気づくことができます。

しかし親も仕事や家事で忙しく、「今日はあの子、家でピアノを弾いたかしら」「今日は塾の毎日プリントやっていたっけ?」と、確認もあいまいになってくると、子どものヤル気メーターに気づくことができません。

たまには習い事の先生と、メールや電話でも良いので連絡をとり、子どもの様子を訊ねてみると良いですね。

家庭の事情で子どもの習い事を減らしたいとき

習い事を減らしたい、と親が感じるのは、子どもにとって習い事が負担になっているときばかりではありません。

家庭の事情で、親に大きな負担がのしかかり、子どもの習い事を一度整理したい、というケースもあります。

習い事にかかるお金が家計を圧迫している

現在、教育費は非常に高くなっていると言われています。

幼稚園から大学まで、オール公立の道を歩んでも、トータルで1000万円はかかると計算されます。これが私立になると、トータルで2000万円を超えてきます。

中学高校がハイレベルだったり、大学が理系や医学や薬学・獣医学など特殊だったりすると、もっと高額になります。

そんな中、政府の方針で「各家庭で老後の貯えを2000万円はして欲しい」という意見が出て、大きな反発を呼んだことも記憶に新しいのではないでしょうか。

現在、日本人男性の生涯年収の平均額は2億

しかしこれは手取りではありません。社会保険や税金など、生涯で4000万円以上も引かれると言われます。

およそ1億5千万の手取りから、私たちは家を建て、車を買い、子どもを学校にやってペットまで飼います。

子どもが増えれば手当も増えますが、出ていく教育費もそれ以上に増えていくことになります。

習い事にかけるべきお金は、世帯月収手取の5%までがベストと、ファイナンシャルプランナーは計算しています。

パパとママの月収の手取を合わせ、習い事にかけるお金がその5%を超えている場合は、いずれ習い事にかけるお金が家計を圧迫してくると考えましょう。

特に毎月の月謝プラス発表会のドレス代や出場代などが大きくかかる楽器やバレエスクールなどは、突然の出費も注意する必要があります。

妊娠・介護などで送り迎えが難しくなった

習い事にかかるのは、お金だけではありません。習い事への送迎など、時間も大きくかかります。

これまで子どもの習い事の送迎を担当してくれていた祖父母が寝込んでしまった場合などは、送迎の関係から習い事自体をあきらめることになりかねません。

ママが妊娠・出産をするため、上の子の付き添いができなくなってしまった場合も、習い事を一度見直す機会と言えます。

また介護しなければならない家族が出た場合も、習い事の付き添いや送り迎えに大きな影響を与えます。

 

下の子どもにも習い事をさせはじめて経済的・時間的に厳しくなった

これまでは上の子だけに習い事をさせていたけれど、下の子も習い事に興味を持ち始めたら、子どもを含めた家族で習い事について一度話し合ってみましょう。

上の子と全く同じだけの習い事をさせるには、倍のお金がかかります。全然違った習い事をさせることになると、送迎時間が倍になります。

いずれにしても、親にとっては大きな負担ですよね。

上の子の習い事を整理し、下の子の希望も聞きながら、きょうだいの習い事をどう両立していくか話し合いましょう。

子どもと習い事を減らすことを話し合ってみよう

まずは両親が子どもの様子や家計簿をチェックして、子どもの習い事が多すぎると感じた場合は、そのことを子どもに伝える必要があります。

習い事に関しては、当事者の子どもにも発言権があります。親の都合をただ押し付けるのではなく、きちんと子どもを交えて話し合い、今後のことについて決めていきましょう。

子どもにとって習い事と学校の両立が重荷になっているとき

子どもにとって、習い事と学校の両立が重荷になっていて、子どもが宿題やレッスンをすべてこなせなくなっているようであれば、しばらく観察メモを取ってみます。

そのうえで、時間があって両親と子どもがそろっている時に、話を切り出してみましょう。

子どもに「宿題を忘れたり、お家でのレッスンがこれだけ減っていたりするから、習い事が多すぎるんじゃないかとパパやママは感じている」ということを、居丈高ではなく、穏やかに話してみます。

子どもは「叱られる」と緊張しつつ聞いているので、「怒ってはいないよ、ただ、多すぎる習い事を一度見直して、整理してみない?」とフラットな目線で話してみましょう。

子どもの生活リズムが崩れていると感じられるとき

子どもの生活リズムが崩れているなと感じた場合は、やはり両親・子どもともに時間があるときを見計らって、ランドセルをリビングに持ってこさせます。

まずは連絡帳を両親に見せ、その間に、子どもにはランドセルの中身をすべて出すように伝えます。

ランドセルの中身の状態は、子どもの生活習慣と同じと考えて良いでしょう。整理がつかず、必要なものがなかったり、不要なものが押し込まれていたりするなら、生活習慣に乱れが起きています。

またここ数日間の就寝時間・起床から登校までの態度をチェックし、そのことについても子どもと話し合ってみます。

話し合いの中で、子どもの情緒が不安定だったり、イライラがつのっていたりなど、心の荒れにも着目してみましょう。

子どもの生活リズムや生活習慣、睡眠時間が明らかに乱れている場合は、習い事や就寝時間、ゲームの時間など、生活全般のサイクルを家族で見直すタイミングです。

その中で、多すぎる習い事についても整理を進めてみましょう。

子どもが習い事を嫌だと感じているとき

子どもが生活の中で「習い事に関する愚痴」や「忙しすぎる毎日への不平」をもらすようであれば、子ども自身が参っていることに気づいています。

子どもに、優しく穏やかな態度は崩さず、ダイレクトに「もうやめてもいいかなって思っている習い事はある?」と訊ねてみましょう。

それが親にとって続けてほしい習い事であったとしても、子どものヤル気が失われている限り、身につく可能性は低くなります。

一端お休みという形を取っても良いのではないでしょうか。

家の事情で習い事を減らしたいとき

家の事情で習い事を減らしたいときは、金銭に関すること以外はきちんと子どもに事情を話し、習い事の整理について協力してもらいます。

金銭に関することは、子どものプライドを傷つけたり、劣等感をあおってしまったりすることがあるので、できるだけ本当のことは伏せ、生活リズムを整えるために減らそう、といった理由で話してみましょう。

習い事の先生への伝え方

習い事の先生へ「やめさせていただきます」と伝えるのは、勇気が必要です。嫌な顔をされたり、引き留められたりしたらどうしようと悩んでしまいますよね。

でも、習い事の先生は、生徒がやめることに慣れています。一度書面で「家庭の事情で、何月の末にやめたい」ということを伝えましょう。

書面で伝えたら、今度は電話で今後のことについて連絡します。もし書類を書く必要があれば、子どもを通して持たせてもらいましょう。

長くお世話になっていたり、子どもが何らかの迷惑をかけたりしたと感じている場合は、最後の日のお迎え時などに、菓子折りをたずさえて親も一緒に挨拶をするとすっきりとやめることができます。

粘着質に「やめないでほしい」と付きまとわれる場合も、先生の気持ちを忖度する必要はありません。

あまりにしつこくて怖い場合は、パパに登場してもらいます。「家庭の事情で続けることができません。もし機会があれば、またお願いします」と、きっぱり伝えましょう。

  • 2020.2.3
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