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突撃!体験レポート

習い事の選び方

学習塾の選び方!子どもに合った学習塾を選ぶためのプロセスを話し合う

子ども達の習い事で悩むパパやママの座談会、2回目は「学習塾の選び方」で意見を交換しました。
前回の座談会では、子どもの習い事に関する親の考え方について、いろいろな意見が飛び出しました。積極的に習い事をさせる親、子どもがやりたいことだけをさせてきた親、そして見守る立場で眺めてきた親……。

習い事探しについては、ネットの情報だけでは実情がわからず、結局ママ友など実際に利用している人々の口コミ情報を頼りに決めたというケースが多いことが分かりました。
前回の意見交換で得られたのは、子どもの頃の習い事が人間形成を決めてしまうのではなく、その後の人生において、ある程度大人に近づいてから自分で得たものが自分を作ってきたのだ、という自覚でした。
 

 
しかし、それでも座談会に集うすべての親が子どもに習い事をさせているのは、子どもたちにできるだけ新たな世界に触れるチャンスを与えてあげたいという気持ちが強いからということもわかりました。

 
また、子どもの習い事に関しては母親の方が積極的に関わっているという印象を強く受けました。父親も積極的に習い事に関して子どもの考えや適性などの情報を共有し、子どもに対して論理的に話し合いをしていくことが求められるのではないかという意見も注目すべきでしょう。
今回は、実際に中学受験を経験させた親や、塾に通わせた親の意見をベースに、子どもを学習塾に通わせた方が良いのかどうか、そしてどんな塾を選ぶべきなのかなどについて意見を交えていきます。

みなさんのご家庭では、お子さんを塾に行かせていますか?


うちは、学習塾に行かせようということで早めの段階から能開に通わせていました。中学受験を本格的に意識したときに、街中の大きな教室に変えましたね。それは奥さんと子どもが主体で決めたのかな。
鈴木さんのお宅は学習塾について詳しいですよね。

鈴木
うちは小学1年から高校3年まで通わせたから。一応希望の大学には入ることができたから、良しとするって感じなのかな。
これから塾を選ぶ人に言っておきたいなと思うのは、個別指導と謳っていても、必ずしもその通りではない可能性があること。個別指導って言いながら、実のところ先生1人で子ども3人くらいを見ているところもあるのよ。それで、それぞれが自学をしていて、質問があるときに先生を独占できるわけ。

荒川
それじゃ、結局3分の1時間しか個別指導になっていないじゃないですか。それに、その日質問が無かったら、個別指導の意味は全くないですよね。
それと、学生のバイトの講師が多い塾もあるから、先生の能力にもバラつきがあるというのはよく聞きます。そういうのって、実際に通ってみなければわからないから、結局頼りになるのは口コミとか、評判とかなんですかね。

河野
一応、東大に何人合格とか、医学部に何人合格とか書いてありますけれど、それも現役か浪人か分からないところもありますし……。
私自身はほとんど学習塾に通わずに育って、主人も大学受験に失敗したときに通った予備校くらいしか経験がないんです。だから学習塾の絶対的な必要性を感じていないのかもしれません。

増渕
うちはまだ子どもが小さいので、学習塾にしても、中学受験にしても、これからの話という感じですね。

武田
うちも学習塾や中学受験に関してはあまり……。この地域では中学受験といってもあまり選択肢がない、というのもありますね。
その点、籐さんのお宅では東京周辺の中学校をお子さんが受験したということで、中学受験に対しても早くから意識されていたのではないですか。

塾通いを決める時の大きなポイントは「子どもの性格」


うちは受験に関して、奥さんの方に強い思い入れがあって、奥さんは早くから子どもに「中学は受験しよう」という話はしていたと思う。塾に関しても受験と同じで、奥さんと子どもが話し合って決めてきて、僕には事後報告が基本ですね。
 
河野さんのお宅では、三男くんだけが公文に通っているんですよね。でもそれは塾という感覚ではないという。

河野
はい。三男に関しては、彼自身が楽しくて続けている「趣味」なんだそうです。公文の中でも、どこまで行きたいという目標がちゃんとあるみたいですね。
 
勉強をサポートしてもらうための塾には通っていません。我が家では中学受験を考えていないということも理由です。長男が本当に勉強嫌いで、塾に通わせても多分何も頭に入らず無駄に終わると思うんです。だから私自身が彼の勉強を見ています。彼の性格も熟知しているので。

荒川
性格的に合っているか合っていないか、という問題は大きいね。特に塾は。鈴木さんのお宅では3回も先生を変えてみたという話だったけれど、うちは勉強方法が本人に合っていなかった。
やめる時、大量の「サボった分のプリント」を先生から手渡されて、それで通っていても勉強になっていなかったことが分かったんだよね。
 
本当に勉強が嫌いな子どもを、大勢で机を並べる塾に行かせても、結局学校の二の舞だと思うしね。さっき鈴木さんがおっしゃっていたように、個別指導と言いながら個別指導じゃない塾もあるなら、なおさら塾の内容をきちんと見て決めなければいけないだろうね。

 

 

実力のある家庭教師を探す難しさ


家庭教師はどうなんですかね。家庭教師なら、完全に個別指導なわけですし、その子に合った指導をしてくれるんじゃないですか?

河野
私、中学生の頃、なぜか家庭教師がいました。

一同
え?

河野
親が「うちの娘は高校受験を控えて全然塾にも行かないし、このままで大丈夫なのか?」と不安になったらしくて。それで、ちょうど知り合いの知り合いに家庭教師のバイト先を探している息子さんがいるらしいって聞いて、来たらしいんです。
でも私、家庭教師のお兄さんに質問したことが一度もないんですよ。別に質問しなくちゃいけない問題がテキストになかったので。お兄さんは私の後ろで、ずーっと漫画雑誌を読んでいました。

荒川
それはさっきの「個別指導じゃない個別指導塾」よりひどいね(笑)。なぜお母さんに「あのお兄さん家庭教師、あんまり意味がないんだけど」って相談しなかったの?

河野
母がせっかく決めてきたのに、なんとなく悪い気がして。その後、私が志望校に合格したら「俺の行っていた高校より偏差値高いから、教えることないなー」とお兄さんが言うので、やめていただきました。今考えても変ですよね。

荒川
塾だけじゃなくて、家庭教師も先生の質が重要ってことだね。よくスーパーとかに連絡先が置いてあったりするけれど、それだけじゃ情報が足りないじゃない。本当に実力があって、ちゃんと我が子に合った先生を探すにはどうすればいいんだろう。


それこそ、ネットでは出てこない情報ですよね。それにやっぱり、家庭教師っていうとどうしても大学生のアルバイトが多いようなイメージがあるし。

驚くべき「難関大学合格請負人・プロ家庭教師」の実力

鈴木
うちね、実はプロ家庭教師に息子をお願いしていたの。

一同
プロ家庭教師!?そんな職業があるんですか!

鈴木
あるのよ。私も知り合いの方から直接ご紹介いただいたので、どこで探せばいいのかは分からないのだけれど。
かなりクセのある先生で、今ならモラハラで訴えられちゃうかもしれない。「こんな問題も分からないのか、バカ!」とか、すごい言葉で罵倒されるみたいなのね。それで、中学生の息子が泣いて正座して「もう無理です。やめさせてください」って私に頼んできたの。よっぽどつらかったのね。
 
でも、大学受験の時期になって、このままでは志望校にはかなり厳しいということが分かってきたとき、息子から「お願いします、またあの怖い家庭教師の先生に来てもらってください」って言ってきたの。ビックリしたけれど、しぶしぶお願いしに行って、また来てもらったの。
そうしたら、ちゃんと成績が上がったのね。お蔭様で志望校には入ることができたけれど、やっぱり酷いスパルタだったみたい。中学生の頃の息子は、成績が上がってもそのモラハラに耐えられなかったけれど、高校生になって自分の限界を感じた時「あの先生しかいない!」って覚悟を決めたのね。

荒川
すごい話ですね。つらくてもちゃんと成績は上がるんだ。でもそんなにモラハラだと、今じゃ問題になっちゃうかもしれないし、親としてもちょっと……。我が子が罵倒されていると思うとあまりいい気持ちはしないよね。

武田
息子さんは余程悩んで覚悟をしたんでしょうね。「本当に嫌だけれど、もうあの先生に頼るしか自分にできる方法は無いんだ」って。なんだか涙ぐましいというか。
普段は暴言の雨の先生でも、成績が上がった時には褒めてくれるんですか?実際に成績は上がっているわけですし、それは息子さんも頑張ったということじゃないですか。全然褒めてくれないとモチベーションも上がらないですよね。

鈴木
うーん、もう本当に、ごくまれに、すごく上から目線でだけね。だからモチベーションって「本当に成績が上がる」っていうその一点なんじゃないかしら。その先生は「難関大学合格請負人」っていう通り名がある人なんですって。

 

 


家庭教師のそもそもの商品価値は、成績を上げますってことですからね。指導方法がちょっとひどくても、成績が上がれば一応商品価値はあるということなんでしょう。しかも難関大学の合格請負人を自負しているくらいなら、相当の自信も実績もあるんでしょうしね。
 
中学校から高校卒業までの長い期間、毎週会うのはつらいと思うんですよ。でもどんなにひどい罵詈雑言を浴びせられても、目の前の受験が終わればおさらばだ、と思えば確かに頼れる先生ではあるわけだ。

一度で「子どもと相性ピッタリ」の塾や先生が見つかるとは限らない

荒川
鈴木さんは、公文でもお子さんに合う先生を探して3軒も場所替えをしたわけじゃないですか。家庭教師も、一度断った暴言教師に、再度頭を下げてお願いしに行っているし。
 
それは、子どもに合う塾にせよ、家庭教師にせよ、一度で見つかるとは限らないってことだと思うんですよね。いろいろ見学したりネットで調べたり、口コミや評判を聞いたりしても、実際に授業を受けてみなければ相性は分からないじゃないですか。
子どもが「塾に行きたくない」と言い出しても、それは勉強が嫌いだからとは限らないかもしれない。先生と相性が合わないのかもしれないし、やり方が自分とは合わないのかもしれない。もしかしたら、仲の悪い子が通っていたりしてね。

増渕
子どもの話をよく聞いてみなければ分からない、ということですね。

鈴木
子どもが塾や家庭教師に通ってみて、どうしてもつらいって言い出したら、まずは「その教室の何かが合わない」と考えてみた方がいいのかもしれない。それは教室の先生との話し合いで解決することかもしれないし、教室を変えなければ解決しないことかもしれないから。
 
「勉強がしたくないんでしょ」って無理やり続けさせたり、「この教室は合わないのね」ってすぐにやめちゃったりするんじゃなくて、どうしたら子どもに合ったやり方になるのかを探す方法もあるかもしれないわね。

武田
習い事にいろいろな選択肢があるように、「塾」や「家庭教師」というカテゴリー自体にもいろいろな選択肢があるんですね。家でコツコツ勉強した方が伸びる子には、通信教育という方法が合っているかもしれないですし。
 
あと、夫婦で子どもの話を聞くことも必要かな、と思いました。籐さんや荒川さん、男性である父親は、女性である母親とは少し違った考え方をされるので。

鈴木
それはある。私は息子が何を考えているのかイマイチ分からないのよね。男子は何を考えているのか、母親には分からない!思春期を過ぎるとどんどん話してくれなくなっちゃうし。


父親の方が子どもとフラットな目線で話を聞けるということはあるかもしれません。あと、論理的に納得してもらえるまで説明するように話すじゃないですか。

荒川
そうね。そういうところは僕にもある。頭ごなしに何かを言ったりはしないかな。


いつも子どものことをしっかり見ているお母さんたちにしか分からないことも、当然あると思うんですよ。お母さんだから見抜ける子どもの異変というか。それと合わせて、父親も子どもと同じステップに立って、同じ目線で話を聞く。

そのプロセスを経ると、塾なり家庭教師を「やめたい」ということが、中途半端で投げ出すということじゃなく、子どもに合った塾や家庭教師、通信教育を探すために必要な手順かもしれないって分かってきますね。
 
まずは普段から子どもとコミュニケーションをとって、子どもの性格をよく理解しておくことですね。趣味で公文をやるように、本当に好きなタイプの塾や家庭教師に出会えれば、おそらく勉強が楽しくなるでしょうから。

  • 2019.11.12
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