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突撃!体験レポート

習い事の選び方

子どもの習い事、どうやって選んだ?クリエイターパパ・ママのお悩み談義

自分の経験、パートナーの意見、子どもの意見

エンジニアやクリエイターを生業としているパパやママたちも、我が子の習い事をどうするかという難題に頭を悩ませています。これまで順調に学歴社会の階段を昇ってきたという方、学歴社会とは無縁に生きてきたという方を織り交ぜて集まっていただき、意見を交わしました。
 

・我が子の習い事についての悩み
・我が子の習い事や将来についてどう考えているか
・自分の経験から考える習い事についての展望

 
こうした内容について、6人の分野の異なるクリエイターが語り合います。
 

みなさんお子さんがおられますが、習い事はどうされていますか?誰が、どうやって選びましたか?


みなさんこれから伸び盛りというお子さんがいますが、習い事はどうされていますか?それと、僕が不思議に感じるのは、「そもそもどうして習い事をさせたのか」「どうしてその習い事を選んだのか」ということなんですが。そこのところをお願いします。

増渕
うちは、小学2年の女の子がいるのですが、ピアノを幼稚園の年長さんから習っていますね。だから丸2年続いているということになります。彼女がピアノを自分で習いたい、と言い出したのですが、きっかけはお友達が習っていたことですね。
ピアノを弾くこと自体は好きなようです。お家でも練習をしなければならないのですが、それはこちらが促せばやる、といった感じですね。


ピアノ教室はどうやって探したんですか?

増渕
子どもが習いたいと言ってきたとき、ネットで探してみたんですが、ネットでは大手の音楽系企業が運営しているレッスンスクールしか見つけられないんです。
個人でやっておられるお教室の情報もありますけれど、更新がいつ途絶えたのかも分からず、あまりソースとして信用ならなくて。結局、個人教室は口コミが頼りで、私はママ友から良いお教室の情報を聞き、実際親子で見学して決めました。
昔はバイエルならバイエルを厳しく指導される感じでしたけれど、今は子どもが大好きなアニメソングを間に挟んでくれるなど、子どもに飽きさせない工夫をしてくださるんですよ。

荒川
今はそうなんだね。昔と違うというか。
 
僕のうちは水泳ですね。僕も水泳を習っていたからね。水泳は、物心つく前から放り込まれていたね。だからうちもかなり早くからスタートさせてね。なんといっても水泳は命に関わるから、絶対習得しなくちゃいけないっていうのが、うちの家訓なの。


え!命?

荒川
そう、命。健康とかよりも、溺れるようなシチュエーションになった時に、泳げればとりあえず命は助かるでしょ。健康はその次。 


健康とかじゃないんですね(笑)。命に直結しているっていう。

 

 

武田
うちは健康のために水泳をさせています。うちの子は気管支喘息があるんですが、周囲の人にも気管支喘息にはスイミングがいいって言われて、私も調べてそう知っていたので。
実際、体力もつきましたし、気管支喘息に対してもよかったなと思っています。 

荒川
それと、公文かな。うちは親の僕らが高校受験対策のためにやらせたんだけれど、公文って基礎学習の反復じゃない?それで、受験に直結しないかもしれないって疑問に思ってやめちゃった。今は通信教育のZ会を考えているかな。

鈴木
ああ、それ分かるかも。公文というか、塾とか家庭教師って、先生との相性がすごく重要じゃない?うち、公文の先生と子どもの相性が悪くて3回教室変えたもの。

荒川
3回!?それはすごい。うちはZ会を考えているけれど、通信教育系の教材はすごいんだよね。タブレットで、親にも子どもがちゃんとノルマをこなしたかどうかの通知が来ちゃうんだよ。
昔は面倒でつい教材を溜めっぱなしで、親から隠したりする子もいたみたいだけれど、最近の通信型教材はタブレットやネット活用が当たり前になっているみたい。
だから親の管理からも、通信教育の会社からの管理からも逃れられない!子どもにしたら逃げ道を封鎖されている感が強いかもしれないけれどね。

鈴木
うちは母親である私から提案して、子どもにやらせたって感じ。私自身、いろいろな習い事をさせてもらってきたし、今でもピアノは続けている趣味なのね。子どもに選ばせたい選択肢がたくさんある中で、私自身も筋道が分かっているものを、優先的に体験させてきたかな。
ピアノ・書道・英語・絵画・塾といろいろさせてきたんだけれどね。
ピアノと書道は一生役立つ教養として、私がさせたかったの。小4まで続けたわ。
 
英語は将来必須だろうし、絵画はお絵描きが好きだったから通わせたんだけれど、英語と絵画は子ども本人の「やらされている感」が強くて、あんまりだったかな。 

河野
うちはお兄ちゃんが幼稚園の頃に公文をやりたいと言い出したんですが、結局彼は勉強が向いていなくて途中でやめました。でも3歳下の弟が、兄の公文を見ていて真似をしてハマってしまって。今は「趣味」として楽しく続けています。
 
お兄ちゃんは小学3年の頃からキノコの世界にはまりだして、独学で勉強していたんですが、県のキノコ会に入会して勉強会に出たり、ボランティアで同定をしたりしています。それも習い事と言えば習い事でしょうか。私たち夫婦は習い事は子ども主体で決めさせるので、親が率先して習わせたのは冬場のスキーくらいですね。

荒川
キノコ!?変わっているね。でも、そういう習い事っていうか、勉強にもお稽古事にも分類されない習い事があってもいいよね。一生の趣味になるし。
弟くんの「公文は習い事じゃなくて趣味」っていうのもおもしろいね。趣味なら義務じゃないから長続きするよね。


確かにキノコ会で大人に混ざって研究、というのはいいですね。もっと情報が共有されれば、興味のある子や親は参加できるのに。それは一生楽しめるから、人生が長くなった今、新しい習い事の形になっていくかもしれないですね。おっしゃる通り学校の勉強とは全然関係しないけど(笑) 

中学受験!ノリノリの母娘と、置いてけぼりの父

鈴木
そういえば、籐さんのお家は中学受験をしたんでしょう?


そうなんですよ。実は今日も中学受験のために東京まで母娘で出かけているんです。いくつも受ける予定で、先日第一志望、今日は第二志望、このあと2校控えていますね。

河野
中学受験は、家族で決めたんですか?それともお嬢さんがご自分の意志で?


うちは、奥さんが主体になってお受験に取り組んできた感じ。職場の顧客にお医者さんやセレブの奥さんがたくさんいて、子どもはどこの中学を受験させる、っていう話も多いらしいんですよね。
 
奥さんには勉強や学歴にコンプレックスがあって、子どもには「そんな思いはさせたくない」っていう気持ちが強くあって。それで、長女にはかなり前から「東京方面の中学を受験しよう」って話をして、そこに娘も乗った感じですね。今では母娘でノリノリです。

鈴木
藤さんには相談とかなかったの?進学先とか。東京方面に出すんでしょう?


もうバンバン出しちゃいますよ。通いですけど、どんどん出します。ただ、進学先とかは母娘で決めて……というか、受験自体も母娘でとんとん話を進めてしまって。僕が知ったのは結構最近なんです。しかも「受験するらしいけれど、お金はいったいいくらかかるんだ」って訊いたら、しぶしぶ概算を見せてきたっていう。
 
400万ですよ、400万!たった3年で400万円!えー!クルマ買えるじゃん、ミニバン買えるじゃんって思いましたよ。しかも、僕の母まで使って電話をかけて寄越して「パパにお金を出してもらうようお願いして」って。外堀も埋められました。

一同
(笑)

河野
でも、一度に400万払う訳じゃないですから……。


それ、もう言われました。奥さんと娘に。

荒川
もう言われちゃったんだ(笑)。
東京でも中心部の区に通っている小学生たちは、7~8割が普通に中学受験するって聞いたことがあるよ。親も学歴社会で働いている人が多いだろうし、意識が違うんだろうね。

 

 

進学と将来、イメージのギャップを抱える夫婦と親子

荒川
僕らが思うのはやっぱり大学はゴールじゃないってことだよね。僕なんかは美大に進学したんだけれど、大学生活って結局は社会人としてのスタートまでのモラトリアムじゃない。
 
かなり変わった友達もいたけれど、そういう奴との付き合いや仕事上の人との出会いは今でも覚えているし、たぶんそれまでよりも、はるかにたくさんのアンテナを張ることができるようになったと思うんだよね。


そうなんですよね。僕も専門学校に2か所通っていたんですけれど、結局そこで学問として学んだことと言うよりも、人との出会いとか、考え方とかを学んでいたんだと思うんです。
 
特に、今仕事と直結していないプロスノーボーダー育成専門学校に行っていたとき、周囲の仲間が持っていた「これで食っていく」「プロとして生きていく」という雰囲気には、すごく刺激をもらいました。

鈴木
私もたくさん習い事をさせてもらってきたし、それなりの大学で学ばせてももらったけれど……。
 
結局は大人になって自発的に手に入れようと努力して得たものとか、大人になっていく過程や就職して仕事をしていく過程で得た友人関係が、今の自分を作っているんだなって感じるわ。
 
でも結局我が子を育てている時には、いろいろな可能性に触れさせたくてすごくたくさん習い事をさせちゃったんだけれどね。

武田
分かります。習い事を自分もさせてもらってきたから、どうしても「させない」という選択肢が不安なんですよね。

河野
学歴社会ではなくなったとは言われていますけれど、実際に社会に出ると「やっぱり学歴がないと駄目だ」と感じる人もいると思います。逆に、学歴の頂点まで上り詰めた人が、学歴なんて何の意味もないと感じていることもありますし。
 
親もまだ人生やっと半ばですし、中には転職をして新たな職場で新人としてスタートを切ったばかりという人もいます。そんな中で、自分の30~40年の人生経験を子どもに当てはめていいのかどうかなんて分からないですし、子どもと自分たちは違う人間ですからね。

荒川
習い事を選ぶ場合は、別にプロを必ず目指すわけじゃなくて、いろいろな経験の結果「人生にはこんな選択肢もあるんだよ」とか、「君にはこんなポテンシャルも眠っているんだよ」ってことを気づかせてあげたいっていう気持ちが強いよね。
進学は将来がダイレクトに関わってくる可能性もあるけれど、そうではないケースがゴロゴロ転がっていることも僕たちは経験上知っている。
それを子どもたちと話したりして、伝えていければいいんじゃないかな。パパやママはこうだったけれど、君たちとは時代も違うし、もっともっといろんな選択肢があるかもしれないよってね。

子どもの習い事や受験と父親の関わり


だいたいみなさん、習い事をさせる時は親が子どもに提示するケースと、子どもから「やりたい」と言ってくるケースに分かれている感じですか。

河野
ママが主導で決めたり、子どもがママに相談して決めたりすることが多いように感じたのですが、パパたちはいかがですか?そういうお話にどう加わっていますか?

荒川
父親としては、まずルールを決めてそれを守って習い事を続けなさいっていうことを提案しますね。

鈴木
母親と息子だと、どうしてもあまり話すこともなくなってくるし、やらないとなると頭ごなしに叱ってしまったりということもあるわね。

荒川
頭ごなしに言うということはないですね。子どもにも仕事と同じように、論理的に話して理解してもらおうとするね。


それはうちもそうだなあ。僕は頭ごなしに言うってことはないです。うちは下の男の子がゲームにハマってしまっていて、それで困っているという現実があるんですけれど。
そういうときも、プレゼンと同じように、まずは子ども自身が自覚していない子どもの長所や、今持っている子どものスキルについて納得いくまで説明します。それから、ゲームをする際のルールを決めたり、これからどうしていくかを話し合ったりという。

河野
うちの主人も同じですね。絶対に頭ごなしに怒ることはありません。私がイライラするほど時間をかけて子どもと話し合いをして、子どもを「子ども扱い」しないですね。あと、うちは夫婦で子どもの情報共有をすることを絶対のルールにしています。私が勝手に子どものことを決める、ということはありません。

荒川
習い事にしても、進学や受験にしても、父親も積極的に子どもに関わっていくための情報は、ネットにいくらでもあるわけだからね。夫婦で情報を共有して、子どもがやりたいこと、子どもの可能性を伸ばせることにたくさん触れさせるっていうことが、大切ということかな。

  • 2019.9.12
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